博多祇園山笠には子供も参加し次世代へ伝統が引き継がれている
全国各地には、古くから受け継がれてきた伝統芸能や伝統的な祭りが数多くあります。
地域の生活習慣や文化が反映されている、これらの地域特有のものは観光資源としても活用され、地域を盛り上げています。
しかし、こうした伝統技術は時が経つにつれて、地域から消えてしまうこともあります。
地域の伝統技術を担っている世代は、還暦を迎えた高齢の方々である場合が多く、技術を受け継ぐ若い人が減少していることが原因の一つでしょう。
少子高齢化はどこの地域でも様々な弊害をもたらしており、地域の衰退を招いています。
交通機関が便利で、仕事の選択肢が多い都市部へ若い世代の人が移住していることは、当然とも言えます。
車が無ければ何処にも行けない場所よりも、夜遅くまで様々な商業施設や娯楽施設が営業している都市に憧れを抱いても不思議ではありません。
しかし、地域には都市にはない魅力もたくさんあり、地域特有の歴史や伝統は他には無い唯一無二のものであり、大変価値のあるものなのです。
■博多の子供山笠
博多で毎年7月に2週間に渡って開催される山笠は、博多の人々が楽しみにしているイベントの一つです。
博多sでは一年中、お祭りやイベントが町中や博多駅前、大型商業施設内や舞台で行われています。
その中でも山笠は、何百年という歴史を持つ博多の伝統行事であり、沢山の人が博多の町へ集まり、お祭りを楽しみます。
伝統衣装に身を包んだ男性達が、山笠を引いて博多の町を掛け声と音楽と共に駆け抜けます。
参加するのは一般的に大人の男性です。
しかし、これからの山笠を担う子供達に、山笠の技術を伝えようと昭和から、子供山笠というものが始められました。
子供の頃から山笠に参加することで経験を積み、山笠に馴染むようにという思いから始まったそうです。
伝統が途切れず世代を超えて受け継がれてきたから、博多祇園山笠が長い期間続いてきたのです。
博多の小学校では、博多人形師や先生達の協力のもと、子供山笠の制作に取り組みます。
大人達と同じような作業工程を経て、安全確認を行い、実際に祭りで山笠を走らせます。
博多の子供達が山笠の楽しさを体感し、楽しい行事だと思ってくれれば、これからも山笠の伝統はきちんと受け継がれていくことでしょう。
見ているだけでも楽しい山笠に参加することで、更に楽しむことが出来るのです。
博多の子供達は子供の頃から博多の伝統に馴染み、伝統の大切さを理解する機会があるのです。
山笠をひくのは男性ですが、女性のサポートも無ければお祭りは成功しないでしょう。
老若男女が参加することができますので、博多に住む家族皆で参加することが出来るでしょう。