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花嫁修業の一環だった博多おきあげとは何なのか

六月は一般的に結婚式をする人が多いといわれています。
六月の結婚式に向けて、徐々に招待状や挨拶また結婚式後の新婚旅行の計画などいろいろ準備をしていくと思います。
男性も女性も結婚式に向けて毎日忙しい日々を過ごしていると思いますが、中でも女性はこれから結婚するにあたり準備することが多いと思います。
最近ブライダルプランの中には花嫁をきれいにするために、ブライダルエステと呼ばれる当日までに花嫁をさらにきれいに仕上げてくれるプランもあるようです。
また料理をしたことがない女性も増えているようなので、結婚する前の数ヶ月、料理教室に通い勉強をする人もいるようです。
ひと昔の花嫁も結婚する前には花嫁修業といわれる習い事をたくさんしていたようです。
ただ近年でみられる料理教室などの習い事ではなく、お茶や生け花といった日本伝統の習い事だったようです。
お茶や生け花のほかには押絵も花嫁修業のひとつといわれています。
初めて押絵を聞く人がいると思いますが現在は博多で受け継がれています。

■博多おきあげ(押絵)
押絵とは羽子板や板などに下絵を施し布や絹、端切れなどを使い立体的に張り合わせることを言っていますが、博多では「博多おきあげ」と呼んでいます。
女性の着物を押絵で使用することが多いですが、博多には博多織という着物の生地があるので、博多おきあげに博多織の切れ端を使われていることがあるようです。
江戸時代は人気の歌舞伎役者が羽子板にデザインされており、現在で言えばブロマイド写真のような役割をしていたようです。
現在でもその名残があるようで、その年の人気者がデザインされているのをみかけることがあると思います。
博多おきあげでは博多の有名人や芸能人がデザインされることが多いようです。
花嫁修業の一環であった博多おきあげは、災いをはねのけるという意味合いをこめて花嫁が手作りしていたようです。
現在では博多でも博多おきあげを花嫁修業の一環として作ることはないようですが、子供が健やかに育って欲しいとお正月に博多おきあげの羽子板を贈る人がいるようです。
羽子板のほかに家に飾りやすいように短冊や色紙となって、博多おきあげは現在でも受け継がれている博多の伝統工芸品であります。

古いものを新しいものにアレンジされ、この先も博多おきあげは長く続いていくと思われます。
ブライダルプランなどの自分磨きも必要だとは思いますが、博多おきあげをつくる精神も大事といえるかもしれません。