博多にある五色献上をいろんな場面で活用する
世の中にはいろいろな色で溢れていると思いますが、色を五色に分けられることが少なくはないと思います。
たとえばこどもの日でみることがある鯉のぼりの一番上にある吹き流しは五色です。
また七夕様の童謡でうたわれている「五色の短冊私が書いたお星様きらきら空から見ている」も五色と五つの色で表現されています。
世界に目を向けると四年に一度の祭典、オリンピックも五つの輪で表現され別名も五輪と呼ばれています。
五色は昔の中国の陰陽五行説に由来しているといわれ、陰陽五行説は万物「陰と陽」「木、火、土、金、水」の五行で成り立っていると唱えています。
この「木、火、土、金、水」を色で表すと「青、赤、黄、白、黒」と五色に表すことができるので、一般的に色を五つに分けるのはこのことからきているようです。
なにかと五色で分けられる事が多いようですが博多の伝統工芸品、博多織も五色で分けられています。
■五色献上
博多の伝統工芸品のなかには古式染色による「五色献上」とよばれる博多織があります。
五色献上も五色で分けられており、森羅万象のあらゆる現象の基礎となる陰陽五行説からきているといわれています。
色は五行説の色とは違い「白、黒」がなくなり「青、赤、黄、紫、紺」の五つの色となっています。
また色の意味も儒教で説いている五つの五徳と結びついています。
青は五徳では仁であり、陰陽五行説では東の方角とされるため季節の初めと新緑と表現できるでしょう。
桜が咲く春の季節には青の博多織を身につけて花見をすることがいいかもしれません。
赤は五徳では礼、色は太陽に由来しており偽りなき心という意味があるようです。
また幸せや富を表現しているので博多献上織で作られている財布などは赤の色がいいでしょう。
黄は五徳では信であり陰陽五行説では方角の中心、大地の色と表現されています。
昔は皇帝の権力を象徴し他のものが使用することが許されなかった色なので、個性を出したい人はいいかもしれません。
紫は五徳では徳、神秘の色とされてきており位が高い色として紫は昔から使われてきています。
神社仏閣などでも位の高い高僧は紫の着物を着ているのはここからきているのかもしれません。
紺は五徳では智、力強く重厚やまじめで知的なイメージを与えています。
大学受験や就職活動などでは信用を与える色として、紺色を使うのがいいでしょう。
このように五つの色で分けられていることによりそれぞれ意味や使い方が変わってくると思います。
昔の人も博多織の五色献上でいろいろな場面や事柄で使い分けていたのかもしれません。