銭湯のある街の物語 第2回 東京ふろ街ック編
【湯の森 深大湯】東京都調布市深大寺

多摩台地を望む展望露天風呂と
8種のジャグジーを満喫

最上階の展望露天風呂「月のしずく」は四季を肌で感じることができる本格的な岩風呂。

■銭湯データ
【湯の森 深大湯】ゆのもりじんだいゆ

住所 調布市深大寺北町6-17-3
電話 042-482-4652
営業時間 15:00〜23:00(月〜土曜日)
14:00〜23:00(日曜日)
休業日 毎週木曜日および第三水曜日

 都立神代植物公園にほど近い武蔵境通り沿いにある湯の森 深大湯。近代的な4階建てマンションの3階と4階が浴場になっており、1階には駐車場も完備されています。建物の裏手にある屋外駐車場と合わせると26台が駐車できるため、徒歩圏外から車で通う常連客が多いのも特徴のひとつ。目の前には、京王線調布駅北口とJR中央線三鷹駅南口・吉祥寺駅南口の2系統で運行する小田急バス「山野」バス停があり、深大寺神代植物公園めぐりを楽しんだあとの立ち寄り湯としても人気です。

 1階の正面入り口を入り、ロッカー式の下駄箱に靴を入れたらエレベーターで3階のフロント・休憩室へ。男湯・女湯は1週間ごとの入れ替わり制で、夜空に浮かぶ月をモチーフにした「月のしずく」と、癒しと憩いをテーマにした「オアシス」に分かれています。円形ジャグジー、ジェットエステ、ボディマッサージ風呂など8種のジャグジーと2種のサウナ(料金別途)は週替わりで行くことですべて利用できます。そして深大湯の名物となっているのが最上階にある展望露天風呂。それぞれの浴室から階段を上がると、銭湯では珍しい屋根をしつらえた野趣溢れる本格的な岩風呂があります。目の前に広がる多摩台地の景色、そして晴れた日には富士の峰が望め、夕暮れ時には深大寺の鐘の音を聞きながら、ゆったりと湯船に浸かって疲れを癒やすことができます。お風呂のお湯はもちろん、シャワーや洗い場のお湯には軟水が贅沢に使用されており、肌や髪をしなやかに保つと評判です。

 休憩室ではソフトクリームやかき氷、生ビール、枝豆、フランクフルトなどが注文できるので、展望露天風呂とジャグジー三昧に、お風呂上がりのひとときも加わって長居してしまうかも!? のんびりと時間に余裕を持ってのご利用をおすすめします。

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